キックバイクやバランスバイクは、小さなお子さんが楽しく遊びながら成長できる乗り物として人気の知育玩具です。
ペダルがないシンプルな構造ですが、バランス感覚を養い、運動能力を高める効果があります。
しかし、購入を考えていても、どれを選べば良いかわからず悩まれる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、元保育士である筆者がおすすめのキックバイク・バランスバイクを紹介します。
キックバイクは種類が豊富なので、何を基準に選べば良いかわからない人も多いと思います。
そこで「キックバイクの選び方」も解説しました。





全身運動ができ、バランス感覚が鍛えられるのがキックバイクの良さです!
うちはスマホやゲームの時間が減り、外遊びが増えました。疲れるようで夜は娘もぐっすり眠っていましたよ。
キックバイク・バランスバイクとは


キックバイク・バランスバイクとは、子ども向けの二輪遊具で、ペダルがない自転車に似た形をしています。
「トレーニングバイク」と呼ばれることもあります。
またがった状態で足を使って地面を蹴り、前に進む仕組みなので、自転車に乗る前のステップとしてバランス感覚を養うのに役立ちますよ。
さまざまな種類が展開されていますが、ブレーキが装備されていないモデルが一般的です。
キックバイクのメリット①:バランス感覚や体幹を鍛えられる
キックバイクは、足で地面を蹴って進みながらバランスを取る必要があります。
そのため、自然と遊びの中で体幹やバランス感覚を鍛えやすいです。
幼少期にバランス能力を高めることで、スポーツ全般の基礎が身につきやすくなるでしょう。



バランスを崩す前にすぐ足を地面につけられるので、初めて使った娘も感覚で乗りこなしてました!
キックバイクのメリット②:しっかり体を動かして遊べる
キックバイクは足で蹴って進むため、全身を使った運動になります。
特に足の筋力や持久力が鍛えられ、遊びながら自然と体を動かす習慣が身につきますよ。
楽しみながら運動できるので、運動不足が気になるお子さんにもおすすめです。



体を動かすことが大好きな娘は、外ですぐに遊びたがります!
キックバイクのメリット③:自転車へスムーズに移行できる
キックバイクに慣れていると、ペダル付きの自転車に移行するときもスムーズです。
すでにバランスの取り方が身につけているため、補助輪なしでも短期間で乗れるようになる子が多いですよ。
転ぶことへの恐怖心が少なくなるのも、キックバイクを取り入れる大きなメリットです。
キックバイク・バランスバイクの選び方


キックバイク・バランスバイクを選ぶ時のポイントは、以下の6つです。
走る場所や兄弟の有無などを考慮に入れながら、お子さんにピッタリのキックバイクを選んでくださいね!
対象年齢を確認する
キックバイクやバランスバイクは、それぞれ対象年齢が設定されています。
一般的には1歳半~5歳くらいまでの商品が多いですが、メーカーやモデルによっても異なります。
対象年齢が合っていないと、バランスが取りづらく怪我につながる恐れもあるため、しっかり確認しましょう。



下の娘はお姉ちゃんのキックバイクに憧れているのですが、サイズが大きいので難しいときがありました。
サイズによって遊びやすさが全く違うので、選ぶ時によく確認してくださいね!
ブレーキの有無を確認する
キックバイクには、ブレーキ付きとブレーキなしのモデルがあります。
ブレーキなしのタイプは足を地面につけて止まるため、直感的に乗りやすいのが特徴です。手元にブレーキがないので、ハンドルを握りやすいのがメリット。
一方、ブレーキ付きタイプは、自転車への移行をスムーズにするメリットがあります。
お子さんの成長や、使用環境に合わせて選んでください。



筆者の家では、ブレーキなしのタイプを選びました!
ハンドルをしっかり握れるので、遊びやすそうでしたよ。
ペダルの後付けができるか確認する
最近では、後からペダルを取り付けられる「2in1タイプ」のキックバイクも登場しています。
最初はキックバイクとして使い、慣れてきたらペダルを付けて自転車の練習ができるため、長く使えるのが魅力です。
身長が合っている間は使い続けられるため、コストパフォーマンスも良いです。
タイヤの種類を確認する
キックバイクのタイヤには、主に以下2種類があります。
- プラスチック製のタイヤ
- ゴム製のタイヤ
プラスチック製タイヤは、空気入れが不要であり、パンクしない点がメリット。
ただし、ゴム製タイヤに比べるとグリップ力が劣ることが多いです。また乗り心地も少し硬い点もデメリットでしょう。



整備された平らな地面の公園、舗装された道、室内などで使うなら、プラスチック製タイヤで問題ありません。
一方でゴム製タイヤは、空気入れが必要であり、パンクする可能性があります。一般的な自転車のタイヤと同じ仕組みですね。
ゴム製なのでグリップ力があります。舗装路はもちろん多少のデコボコ道でも走れるので、さまざまな場所で乗る可能性があるならゴム製タイヤのほうが良いでしょう。



普段よく遊ぶ場所を考慮しながら、選んであげてくださいね。
扱いやすい重さを選ぶ
キックバイクの重量は、モデルによって大きく異なります。
軽すぎると安定感がなく、逆に重すぎるとお子さんが扱いにくくなるでしょう。
お子さんが自分で持ち上げられるかや、スムーズに動かせるかなどを確認することが重要です。
特に持ち運ぶ機会が多い場合は、軽量モデルがおすすめです。



自分で持ち上げられない重さのものは、大人のフォローが必須となります。
お子さんがどの程度の重さまで扱えるのか、確認しておくと良いですね!
身長に合った高さを選ぶ
キックバイクを快適に乗りこなすためには、サドルの高さが重要です。
サドルに座った状態で、お子さんの足がしっかり地面に着くか確認しましょう。
多くのモデルはサドルの高さを調節できるため、成長に合わせて長く使えるものを選ぶのがポイントです。
また、ハンドルの高さも調整できるモデルなら、さらに快適に遊べます。
キックバイク・バランスバイクのおすすめ人気ランキング【2025年最新】


ここからは、キックバイク・バランスバイクのおすすめランキングを紹介します。
それぞれ異なる良さがあるので、ぜひ参考にしてください!
1位:STRIDER【ストライダー】
- 子どもの成長に合わせて高さ調整できる
- 安全性が高い
- 空気を入れる必要がないプラスチック製タイヤ
- 費用が1.5万円程度で少し高め
こちらは、キックバイクで人気の商品「ストライダー」のスポーツモデルです。
標準でクッションシートやハンドルバーパッドが付属しており、快適性と安全性に優れています。
また、シートの高さを幅広く調整できるため、子どもの成長や遊び方の変化にも柔軟に対応できますよ。
さらに、専用キャリーバッグが販売されており、持ち運びが簡単なのも魅力です。
1歳半~5歳まで、長く乗れるおすすめモデルです。



お出かけの際にも、気軽に持っていきやすいかったので助かりました!
3歳半〜7歳のお子さんには、14インチと大きめの「ストライダー 14x」がおすすめです。
2位:Highwaykich1【Scoot&Ride】
- バランス感覚を養える
- キックボードとしても遊べる
- 簡単に組み立てられる
- ペダルがないので自転車のようには遊べない
Highwaykich1は、オーストリア生まれの子ども用キックスクーターです。
形状を組み替えることで、以下2つのモードで遊べます。
- サドルモード
- スタンドモード
サドルモードでは、シートの部分に座り、地面を足で蹴って進めます。
スタンドモードでは、サドルを垂直に立てることでキックボードのように立って乗れますよ。
工具なしで2つのモードを簡単に切り替えられる点も、嬉しいポイントです。
3位:へんしん! サンライダー FC【野中製作所】
- 3種類のタイプで楽しめる
- タイプを切り替えることで長期的に遊べる
- クッション製のあるプラスチックタイヤ
- 5.2kgで少し重め
へんしん! サンライダー FCは、創業60年の野中製作所が開発した、長く使えるキッズ向けバイクです。
パーツを付け替えることで、以下の3通りに切り替えられます。
- カジキリ付き三輪車(大人が手押し棒でハンドル操作可能)
- 三輪車
- ランニングバイク
まだ自分で漕ぐことが難しい頃には、カジキリ付き三輪車で大人が後ろから押してあげましょう。
徐々に慣れてきたら、三輪車や自分で蹴って進むランニングバイクに移行すると、長く楽しめますよ!



子どもの成長に合わせて購入すると、どうしても費用がかかるもの。
1つの製品で長く使えるのは、すごくありがたかったです!
4位:バランスバイク アルミマット【ラングスジャパン】
- 重さが約2kgで子どもでも扱いやすい
- アルミ製なので丈夫で錆びにくい
- パンクの心配がないプラスチックタイヤ
自分で組み立てる必要がある
こちらは、メタリックなカラーが魅力的でスタイリッシュなキックバイクです。
重さが約2kgしかないため、子どもでも扱いやすいですよ。もし遊んでいる途中で倒れても、自分で簡単に起こせます。
また、スタンドが付属しているため収納もスムーズに行えます。
価格も手頃なので、初めてキックバイクを試してみたい方にもおすすめの商品です。



筆者の娘も、倒れたキックバイクを自分で起こして走っていました!
5位:ブレーキ付ゴムタイヤ装備 キックバイク キッズバイク【SPARKY】
- カラー展開が15色で豊富
- ゴムタイヤで路面を問わず走りやすい
- キックスタンドとブレーキ付き
- ブレーキが付いているので扱いにくい子もいる
SPARKYのキックバイクは、京都の工場で1台ずつ丁寧に組み立て・整備されているのが特徴。
そのため、ほとんど組み立て完了の状態で届くのが嬉しいポイントです。
さらにスタンドとブレーキが搭載されているのも特徴です。どちらも自転車に移行する前に慣れることができるのはメリットでしょう。
また、工具を使わずにサドルの高さを調整可能です。成長に合わせて、いつでも簡単に高さ調整できますよ。
6位:エアライド バランスバイク【ラジオフライヤー】
- 工具なしで簡単に高さ調整ができる
- スムーズに走行しやすいゴムタイヤ
- 重さが4.5kgで重め
- 価格が高め
ラジオフライヤーのキックバイクは、ペダルやブレーキがないシンプルなデザインが特徴です。
作りがシンプルだからこそ、子どものバランス感覚や運動能力を育てるのにぴったりですよ。
ポップでかわいいデザインや、付属のベルで音を鳴らしながら楽しめるのも魅力的です。



簡単に、娘の身長に合わせて高さ調節できましたよ!
7位:三輪車 子供用 3 in1 自転車 ペタルなし三輪車【MEICHEPRO】
- 3種類の形状で楽しめる
- 費用が5,000円程度で安い
- 体格によってはペダルに届かない場合がある
MEICHEPROのキックバイクは、成長に合わせて3段階の形状に切り替えられます。
- ペダルなしの三輪車
- ペダル付きの三輪車
- 二輪のキックバイク
子どもの成長に合った形状で長く遊べます。コストパフォーマンスが良い製品だと言えるでしょう。
体幹やバランス感覚が鍛えられ、歩行が安定してきたら、三輪車からキックバイクに切り替えてあげるのが良さそうですね。
8位:D-Bike KIX AL キックバイク【アイデス】
- 子どもでも扱いやすいブレーキ搭載
- 自転車に向けて本格的な練習ができる
- 費用が1万円を超えていて少し高め
アイデスのキックバイクは、軽量なアルミフレームに加え、新開発の「イージーブレーキ」が搭載されています。
このブレーキは、2歳程度の子どもでも握力に負担をかけず操作できるのが特徴。
また、走行中に足を置けるフットデッキが付いており、バランス感覚を養うのにも最適です。
自転車へのスムーズな移行を目指す方におすすめのキックバイクです。



娘はブレーキの練習をしていなかったのですが、こちらの製品では簡単に扱えていました!
9位:トレーニングバイク【キャプテンスタッグ】
- ブレーキ付きで安全性が高い
- 重さが3.2kgで扱いやすい
- 高さ調節が簡単にできる
- 自分で組み立てる必要がある
新潟に本社を置く、日本の人気アウトドアブランド”キャプテンスタッグ”が手掛けるキックバイクは、日本の子どもに合った設計が魅力です。
軽量で子どもが扱いやすく、サドルの高さも工具を使わずに簡単に調整できるなど、使いやすさに配慮されています。
ウレタンフォームを採用し、パンクの心配がないタイヤも特徴です。
また、ブレーキ付きのキックバイクとしては比較的手頃な価格で購入できるため、コストを抑えたい方にもぴったりです。
10位:STRIDER 14x【ストライダー】
- ペダルの着脱ができる
- ブレーキ付き
- スムーズに自転車へ移行できる
- 費用が3万近くかかり少し高い
ストライダー 14xは、対象年齢3歳半〜7歳児向けのブレーキ付きキックバイク。
以下の2タイプに切り替え可能です。
- ペダルがない「キックバイク」
- ペダルつきの「ペダルバイク」
まだペダルを漕げない年齢の子供には、ペダルなしをキックバイクを。慣れてきたら、ペダルをつけて漕げるようにしてあげるのが良いでしょう。
ブレーキも付いているので、子ども用自転車として乗車できます。
サイズも14インチと大きめ。7歳ごろまで長く乗れます。



少し高額ですが、頑丈で長く使えて娘も喜んでいましたよ!
まとめ:子どもの身長や扱いやすさを考慮して選ぼう!


キックバイクやバランスバイクを選ぶ時には、以下のポイントを押さえることが重要です。
これらのポイントを考慮して選ぶことで、お子さんにぴったりのキックバイクを遊びに取り入れられます。



体や発達に合ったキックバイクを取り入れることで、楽しみながらバランス感覚や体幹を養えるようにしましょう!
また最後になりましたが、キックバイク・バランスバイクに乗るときは、ヘルメットを忘れずに着用させてあげてくださいね。
子どもにヘルメット着用の義務や法律はありませんが、安全面を考えると被せてあげるのが望ましいでしょう。
ヘルメットを選ぶ際は、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準を満たす製品にのみ付与される「SGマーク」が付いたヘルメットを選ぶのがおすすめですよ。



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