この記事では、幼児向けの通信教育を紹介します。
3歳は好奇心いっぱい、いろいろなことをグングン吸収して、日々できることが増えてくる時期です。
小学生向けの通信教育に先立って、今のうちから準備しておきたい人もいるのではないでしょうか。
幼稚園での生活や、3年後に本格的な勉強が始まるのを見据えて、幼児教育を無理なくスタートさせたいですね。
幼児教育は、お子さまの「向いている」「向いていないが」教材選びに大きく影響してきます。
教材の特徴などをおさえて、ぜひお子さまにあった通信教育を探してください。
3歳(年少)向けの通信教育11社を比較
3歳(年少)の通信教育11社の料金や学習方法を比較しました。
サービス名 | 詳細 | 料金 | 学習方法 | 無料体験 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|
こどもちゃれんじ | 2,460円/月 | タブレット | 〇 | 株式会社ベネッセコーポレーション | |
すまいるぜみ | 3,960円/月 | タブレット | 〇 | 株式会社ジャストシステム | |
Z会 | 2,500円/月 | テキスト | 〇 | 株式会社Z会 | |
幼児ポピー | 1,425円/月 | テキスト タブレット | 〇 | 株式会社新会社 | |
七田式通信教育 | 104,500円 | テキスト | × | しちだ教育研究所 | |
プリント学習すてっぷ | 950円/月 | テキスト | 〇 | 株式会社がんばる舎 | |
モコモコゼミ | 2,662円 | テキスト | 〇 | 株式会社KCC | |
天神 | 371,580円 327,850円 ※買い切り型 | タブレット パソコン | 〇 | 株式会社タオ | |
ワンダーボックス | 3,700円~/月 | テキスト アプリ | 〇 | ワンダーファイ株式会社 | |
RISUきっず | 2,750円/月 | タブレット | × | RISU Japan株式会社 |
幼児の通信教育おすすめ人気ランキング
3歳(年少)におすすめの通信教育を紹介します。
- こどもちゃれんじ
- すまいるぜみ
- Z会幼児コース
- 幼児ポピー
- 七田式通信教育
- 【先取り学習】ワンダーボックス・RISUきっず
それぞれの通信教育について一つずつみていきましょう。
こどもちゃれんじ
- 楽しく学べる仕掛けが多い
- 親子でともに学べる
- 小学校の入学準備によい
- リーズナブルな講座費用
こどもちゃれんじの幼児教育は、
- ほっぷ(年少)
- すてっぷ(年中)
- じゃんぷ(年長)
に分かれています。
年少コースはほっぷでは、こどもちゃれんじ baby の「遊び」メインだけだったものから「学習」を意識した教材が広く用意されています。
一つのテーマについて知育玩具、DCD、ワーク、絵本といった様々な教材を関連させてあり、学習への理解が深まります。
こどもチャレンジほっぷでは以下の分野をもとに年間カリキュラムが組まれています。
- ひらがな
- かず
- 社会性・生活習慣
- 好奇心
- 考える力
エデュトイと呼ばれる知育玩具がついていくるのがこどもちゃれんじの特徴。
メインキャラクターの「しまじろ」と一緒に成長していける仕組みになっています。
知育玩具が欲しいという方はこどもちゃれんじ一択でいいかもしれません。反対に知育玩具が増えてしまって困るという方には向いていません。
お勉強の要素のほかに、「生活習慣」も一緒に学べます。
DVDを親子で見ながら、必要な生活習慣を自然に身に着けらるようになっています。
エディトイのひらがなパソコンが使いやすく、わかりやすいと評判。
早い段階から「ひらがな」を無理なく学習できます。
ひらがなを自分で読めるようになると、絵本を1人で読めるようになり、子どもの学びの幅は広がっていくでしょう。
教材の他に、しまじろうクラブのアプリが追加配信され、毎月90問のデジタルワークをゲーム感覚で挑戦できます。
こどもちゃれんじは教材としては難しくないので、楽しみながら学んでいきたいお子さんにおすすめ。
物足りないと感じる場合には何か市販のワークを購入して補うのもいいでしょう。
受講料も2,460円とリーズナブルで続けやすい価格となっています。
知育玩具もそろうと考えるとコスパがよい総合的におすすめできる教材です。
すまいるぜみ
引用元:スマイルゼミ
- 高性能な専用タブレットで学習
- 国語・算数が先どり学習できる
スマイルゼミの年少冬講座は11月下旬から申し込み。
12月から3月までの実質4か月間の講座となります。
年少の復習にプラスして、年中での学習を先取りできるので人気があります。
- ひらがな
- ことば
- かず
- かたち
- えいご
- ちえ
- せいかつ
- しぜん
4月から本格的に学習するための準備期間として、タブレットを使った学習習慣を身に着けていきます。
スマイルゼミでは副教材がついてこないかわりに、高性能のタブレット一台で学習が完結。
教材の管理をする手間が省けるのもうれしいですね。
タブレットで学習することでひらがなの書き順もひとつひとうチェックでき、正しい書き順を身に着けらるので安心です。
毎月220問ほど配信され、解くたびに問題も変わるので何度でも繰り返して取り組めます。
タブレットには問題や回答を読み上げ機能があるので、1人でも学習ができます。
「ひとりでできた!」という達成感は、子どもの自己肯定感もアップ。
すまいるぜみではコアトレ(無学年学習)で、国語と算数を先取りして学習もできます。
幼児でもどんどん小学校の内容まで進んでいけます。
Z会幼児コース
引用元:Z会
- 体験型の教材で知的好奇心が育てられる
- 思考力・創意工夫の力が身に着けられる
- 親の関わりが大切
Z会幼児コースは、株式会社イードの顧客満足度調査「イードアワード2022年」の幼児総合の部で、「教材がよい通信教育」「受験・進学情報の充実している通信教育」2部門でNo.1を受賞。
Z会は難易度めですが、幼児から高校まで一貫した教育プログラムがあり、定評もあります。
幼児コースでは、「思考力・表現力・自主行動力」の基礎をじっくりと学べるのが最大のポイント。
そのため幼児期からは始めることでZ会のカリキュラムに無理なくのせられます。
Z会の学習の大きな2本柱は、以下の通りです。
- ワーク学習
- 実体験学習
ワーク学習で使う「かんがえるちからワーク」で、5つの分野の課題に取り組みます。
- ことば
- 数・形・論理
- 自然・環境
- 生活・自立
- 表現
ワークは毎月30ページほどなので、一日1ページ程度の取り組みとなります。
単なる文字練習や計算だけでなく、思考力を養う問題もあります。
「考えて解けた!」というプラスの経験を積み重ねることで、さらに学ぶ意欲を高めていきます。
Z会の幼児コースでも重要視されているポイントは「実体験」。
家庭にあるものでできる取り組みが多く、毎月異なる体験課題が送られてきます。
工作や食育などバリエーションも幅広く、生活の中から学べます。
ワークにしろ、体験型学習にしろ、親の手助けが必要です。
ワークの丸付けは親がするので、お子様とのコミュニケーションとのきっかけになります。
毎月届けられる情報誌には体験課題の狙いや取り組めるコツなどが満載です。
ハイレベルの教材の割に、低価格なのもうれしいポイント。
専用のタブレットや知育玩具もいですが、とてもシンプルな教材かつハイレベルの内容となっています。
幼児ポピー
引用元:小学ポピー|《公式》
- コスパがいい
- 楽しめながらとりくめる
- 入学準備もしっかりできる
- 保護者のサポートあり
幼児ポピーの年少コースは、「きいどり」。
コスパのよさではナンバーワンで、月1,425円。一日たった50円で総合的に学習できるのです。
紙教材がメインでしたが、2022年4月号からデジタル教材「まなびのとびら」やポピーが公式アプリで勉強もできるようになります。
教材は、3つととてもシンプル。
- メインとなるワーク教材
- 紙やデジタルの特別教材
- 保護者向け情報誌
脳の専門家である篠原菊紀先生が監修・指導されています。
オールカラーでシール多めで子どもも飽きず楽しく取り組めます。
ワークドリルやシールを張るなど手を使うことで脳力もアップ。
また付録として楽しい紙工作が毎月ついてくるのもポピーの特徴です。
ただ問題数もほどほどなのでもの足りないと感じる場合もあるかもしれません。
ただコスパのよいポピーでおさえるべきところだけおさえて、他の習い事を習わせられます。
保護者向けのサービスとして
- 教員経験者による子育て相談サービス
- 専門の先生による子育て診断・アドバイス(年1回)
があるので、上手に活用してみてください。
七田式通信教育
引用元:七田式の幼児教育
- 成長に合わせて学べる
- バランスよく学べる
- 保護者へのサポートが安心
60年以上の幼児教育の歴史がある七田式は、自分のスタイルとペースで取り組めると人気です。
申し込むと1年分の教材がまとめて届くので、子どもの発達や興味に合わせて無理のないペースで進められます。
入会のタイミングは月2回。
- 毎月5日までの受付⇒15日スタート
- 毎月23日日までの受付⇒翌月1日スタート
七田式通信教育のプログラムで学べるのは、以下の5分野です。
- ちえ
- もじ
- かず
- 右脳
- 生活
取り組みは1日20~30分程度で。CDなどかかけ流したり、ひらがなをリズムにのせて書いたりなど保護者が一緒に取り組みます。
親が家庭での「先生」役として、七田教育の特徴であるフラッシュカードやイメージトレーニングを行います。
教材の動画解説があり「会員専用サイト」でみられるので、安心してプログラムに取り組めるでしょう。
選任スタッフに相談もでき、「七田式能力検査」を3か月に1度受けられるので進度状況も把握でます。
ワンダーボックス
- STEAM教育ができる
- タブレットアプリ教材と実物教材のハイブリッド
- 「思考力」「創造力」「意欲」を引き出してくれる
ワンダーボックスの対象年齢は4~10歳です。
基本的には子供一人で進められる教材ですが、保護者のサポートがあれば年少さんから先取りもできます。
ワンダーボックスの最大の特徴は最先端のSTEAM教育ができることです。
STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mahtmatics)の5つの分野横断的に学ぶ教育のこと。
STEAM教育では課題を見つけて様々な角度から分析し解決する力を養えます。
毎月自宅に届く実物教材は以下3つです。
- ワークブック
- トイ教材(2種)
- ペーパーコンテンツ
郵送で届く教材の他に、アプリ教材が更新され、毎月10種類ほどの教材が楽しめます。
教材を遊びのように取り組むことで、思考力や創造力、意欲が引き出されるのです。
子どものわくわくを大切にし、どれだけ意欲や好奇心を引き出せるかに重点が置かれています。
RISUきっず
- ひとりひとりにピッタリな問題
- 東大生らの個別フォロー
- 問題文の音声読み上げ機能
- RISUきっずENGLISHも無料に
RISUきっずは、算数や数の勉強に特化したタブレット教材です。
対象は年中後半となっていますが、「算数」に興味のあるお子さんさったら年少からでも先取りとして取り組めます。
RISU独自の学習データ分析機能によりひとりひとりにぴったりの問題が届きます。
習熟度やつまづきやすい箇所など学習状況が把握できるので、効率的に学習できるでしょう。
子どもが取り組んだ内容に合わせて、モチベーションがあがるような内容のメールがきます。
学習データをもとに、東大生らがメールやレッスン動画でフォローして、つまずきやすいところピンポイントでフォローしてくれます。
問題の読み上げ機能がついているので、文字がスラスラと読めない幼児でも大丈夫。
読み上げ機能を使うことで、自分1人でもできたという達成感が得られますね。
3分以内の英語動画も無料で見られるので、無理なく英語に親しめるでしょう。
RISUきっずで学習した内容に合わせた英語動画も配信しているので、英語×算数のレッスンを受けられます。
3歳(年少)向けの通信教育の選び方
ここでは、3歳(年少)向けの通信教育の選び際のチェックポイントについて解説します。
- 身につけさせたいものは何か
- 子どもの興味や発達にあっているか
- 親がかかわりやすいか、親へのサポートがあるか
- 無料体験などがあって、はじめやすいか
- 続けやすい価格設定か
身につけさせたいものは何か
通信教育を通じて何を身につけさせたたいのかをしっかりと考えておく必要があります。
- 小学校入学までに基礎学力をつけたい
- 受験に対応できるようにしたい
- 子どもの将来のために能力を伸ばしたい
- 勉強の習慣を身につけさせたい
漠然と始めるよりも、まず目的をしっかりと決めてから始めましょう。
子どもの興味や発達にあっているか
一番におさえておくべきポイントは、子どもの興味や発達にあっているかということです。
年少さんは、
- 幼稚園などの集団生活のルールや協調性を学ぶ時期
- 幼稚園の友達と地域の人との交流で、社会性が身につく時期
急速に子どもの世界が広がっていきます。
ただ忘れてはいけないのは子どもの発達は、本当に子どもとによって違うこと。
たとえばトイレトレーニングも、早々と終わらせるお子さんもいれば、幼稚園ギリギリになってなんとか取れたというお子さんもいると思います。
幼児教育は難易度の低いものから、少しずつ積みかさねていくようなイメージで進めていくといいでしょう。
親子関係が悪くなってしまうようであれば、そもそも「幼児教育」をさせることの意味もなくなってしまいます。
親がかかわりやすいか、親へのサポートがあるか
幼児教育では、教材はもちろん大切ですが、親がどのようにかかわっていくかも実は大切です。
親が教材を上手に使いこなしていく必要もあるので、親向けのサポートの充実度もチェックしましょう。
タブレット教材では、1人で学べるように配慮されているものもあります。
すべてお任せにせず、「一緒に」やってみて親子のコミュニケーションを大切にしてください。
はじめやすさも大切
無料体験があれば、気軽に始められます。
無料体験があるものはぜひ、ぜひ体験してから申し込みましょう。
お試しをして、お子様にあわないと感じたら次のものを探すというのも一つの手です。
幼児教育では、「親」がどのように、そしてどのくらい関われるかも大切。
親御さん自身が、やっていけるかもその際にはよく考えてみてください。
続けやすい価格設定
長く続けていくのには価格面でもよく考える必要があります。
子どもの教育費は、年をあがるごとに増えていきます。最初は一つだった習い事も、増えていくとあっという間に教育費がかさんでいくものです。
長く続けていけるものとして続けやすい価格も重要な要素です。
まとめ:3歳児に最適な学習教材を見つけよう!
幼児教育にかかわる通信教育は数あるので、まずは3つぐらいを絞ってその中からお試ししてみるのもいいかもしれません。
一つの教材があっていなかったからといって、あきらめる必要はありません。
試行錯誤をする中でお子さまにとって「最適な教材」を見つけて、親子ともども成長していけたら素敵ですね。
ぜひお子さまにとって最適な教材を見つけてあげてください。