5歳児には、遊びながら好奇心や集中力を高めていける知育玩具がおすすめです。
子どもが5歳になると、いよいよ小学校への入学が頭によぎる方も多いのではないでしょうか。
良質な知育玩具で遊ぶことで、学習への取り組み方がきっと変わってくることでしょう。
今回は元保育士である筆者が、5歳児におすすめの知育玩具10選を紹介します!
5歳児向け知育玩具の選び方
5歳の子どもに知育玩具を選ぶ際のポイントは、この5つです。
それぞれの内容について、ひとつずつ詳しく解説していきます!
好奇心や創造力が鍛えられるものを選ぶ
5歳の時期は「やってみたい!」「こうするとどうなるんだろう?」という好奇心がぐんぐんと成長していきます。
失敗を失敗と思わずどんどんと試していく姿勢は、就学後の学びにも活かされていくことでしょう。
ブロックや積み木で遊んでいても、オリジナルの作品を作って見せてくれる子も多いのではないでしょうか。
小学校に入ると、どうしても創造力を発揮する場面は少なくなってしまいがちです。
そのぶん自宅での遊びは、思う存分自由な発想で遊べる環境を整えてあげたいですね。
集中力や考える力を伸ばせるものを選ぶ
5歳くらいになると、集中できる時間がぐんと伸びてきます。
また手先も器用になるので、これまでは難しかったような細かい作業もできるようになるでしょう。
指先を使う遊びは、脳の発達を促すことにもつながります。
「これをここに置くとどうなるのか」といった、プログラミング的思考を育てるのにも大切な力です。
達成感が味わえるものを選ぶ
集中力が長く続くようになった5歳児。
個人差はありますが、難しい課題にもじっくりと取り組むことができるようになっています。
見本と同じものを作り上げたり、自分の考えたものを想像した通りに作り上げたりすることで「できた!」の気持ちを味わえます。
この達成感は、粘り強く取り組める力に繋がっていきますよ。
何度失敗しても「やり切る力」を身につけてあげたいです!
簡単なルールがあるおもちゃを選ぶ
5歳の子どもは、大人と同じように物事を理解する力が身についてくる頃です。
「ルールを守ることで、みんなと楽しく遊べるんだ」ということも分かってくるでしょう。
また協調性も育ってくる時期です。
順番を守ったり、友だちと一緒にひとつのことで遊んだりすることも嬉しいと感じられます。
初めのうちは、すごろくやオセロがおすすめです!
小学校での学習を見据えたおもちゃを選ぶ
今の小学生は、私たち親世代が小学校で学んでいたことよりも難しい内容を学習しています。
英語の授業やタブレット学習などは、その一例ではないでしょうか。
特に英語は幼児期のうちから触れておくことで、学習がスムーズに取り組めるようになるでしょう。
英語の教室に通っている子も多いと思いますが、遊びのなかで英語に触れられる環境を作ってあげることもおすすめです。
買ってよかったおもちゃ5歳版!【男の子・女の子】
元保育士であり、年長の娘をもつ筆者が5歳児におすすめの知育玩具を10選紹介します!
1つずつ解説していくので、知育玩具を選ぶ際の参考にしてください!
1位:クアドリラ・ツイスト&レールセット【ボーネルンド】
- 集中力・思考力が高まる
- 達成感を味わえる
- 人と協力して遊べる
- 価格が高め
- 弟妹がいる場合はビー玉の誤飲に注意
ボーネルンドのクアドリラは、レールを組み立ててコースを作り、ビー玉を転がすおもちゃです。
初めのうちは子どもだけで組み立てるのは難しく、設計図を見ながら大人が一緒にコースを作ることが必要でしょう。
しかし大人と一緒に遊ぶ経験は、子どもにとって非常に嬉しいもの。
また一緒に遊ぶなかで、徐々に子どもも理解して自分で組み立てることができるようになりますよ。
集中力や考える力が身につき、ビー玉が転がったときには達成感を味わえます。
サークルトイズでも、ボーネルンドのクアドリラをレンタルできます。
2位:はじめてのアクアビーズ【エポック】
- 集中力が身につく
- 達成感を味わえる
- 水でビーズがくっつくので安心安全
- ビーズがなくなると買い足す必要がある
- 水が乾いて固まるまでに時間がかかる
- 弟妹がいる場合はビーズの誤飲に注意
CMでも見かけるアクアビーズ。
専用のトレーの上にカラフルなビーズを並べて形を作り、水をシュッと振りかけて固まらせます。
細かい作業なので、初めはうまくできなかったり集中力がもたずに途中で諦めてしまったりすることもあるでしょう。
そんな時は、ぜひ子どもと一緒に遊んでみてください!
大人と一緒に遊べたり、作品が完成して達成感を味わえたりすることが嬉しくて、たくさん遊んでくれますよ。
筆者の子どもは徐々に集中できる時間が伸びて、あっという間にひとりで作品を作れるようになりました!
3位:LaQ ベーシック511【ヨシリツ】
- 創造力が鍛えられる
- 手先を使うので、脳の発達にもよい
- 遊びながら図形の感覚が身につく
- パーツごとに部品の管理が必要
- 弟妹がいる場合はパーツの誤飲に注意
LaQは小さな部品をパチパチを組み立てて作品を作っていく、ブロック遊びのようなおもちゃです。
立体的な作品が作れるのが特徴で、慣れてくると設計図を見なくてもオリジナルの作品を作れるようになります。
子どもが遊びやすいように、仕切りのついたケースなどでパーツごとに分けて保管してあげることがおすすめ。
算数で出てくる展開図の感覚が、遊びながら自然と身につきます。
私が保育園で働いていたときは、年長組の子どもたちがよく遊んでいました!
4位:カプラ280【KAPLA】
- 集中力・創造力が身につく
- 観察する力が育つ
- 達成感を味わえる
- 価格が高め
- フローリングがないと遊びにくい
保育園や子育て支援施設などで見かけたことがある方もいるかもしれません。
カプラは「ワンサイズの白木の板」を積み重ねて、建物や乗り物、動物などが作れるフランス生まれの木製ブロックです。
シンプルなおもちゃですが、その遊び方は多岐にわたります。
創造力や手先の器用さ、人と一緒に作品を作り上げることでコミュニケーション能力も身につけることができますよ。
ワンポイントとして、フローリングなど固くて平らな場所を用意してあげることがおすすめです。
Amazonでも販売を行っていますが、カプラの公式サイトにもオンラインストアがあります。
5位:キュボロ スタンダード【キュボロ】
- 好奇心を刺激できる
- イメージする力が身につく
- 達成感を味わえる
- 慣れるまでは難しい
- 弟妹がいる場合はビー玉の誤飲に注意
キュボロは積み木を立体的に組み立て、ビー玉を転がして遊ぶおもちゃ。
将棋の藤井聡太さんが、子どもの頃に遊んでいたことが知られています。
目で見える部分に道があるものもあれば、積み木の中に道がある部品もあるので、ビー玉を転がすためには想像力やイメージする力が必要になります。
遊びのなかで何度もトライ&エラーが経験でき、うまくビー玉が転がったときには大きな達成感を味わえますよ。
6位:しゃべって学べる!英会話すごろく【KUMON TOY】
- ルールのある遊びを経験できる
- 遊びのなかで英語に触れられる
- 付属の音声ペンが発音してくれる
- すごろくとして遊ぶためには、大人や兄弟など人が必要
くもん出版の英会話すごろくは、英語を話しながらすごろくを楽しめる知育玩具。
止まったマスの英文を読み上げていくので、自然と英語に触れたりアウトプットができたりします。
幼児期のうちから英語に触れ、聞いたり話したりする経験をしておくことで、小学校に入ってからの学習も楽しめるようになるでしょう。
英文をタッチすると、その文章を読み上げてくれる音声ペンが付属しているため「英語は苦手…」と思っている大人の方も安心して使えますよ。
7位:ラップアップ足し算【ボーネルンド】
- ゲーム感覚で勉強できる
- 足し算の概念を理解できるようになる
- 全部正解した時には達成感を味わえる
- 子どもによっては理解が難しい可能性あり
ラップアップは左の列の数字に真ん中に書かれている数を足していき、その答えの部分に紐をかけていく知育玩具です。
5歳になると、実際の生活のなかで足し算の概念をなんとなく理解できるようになってくる子も増えてきます。
まだふわっとした足し算の概念をしっかりと数式で表現しているので、小学校に入ってからの算数の授業がスムーズに理解できるようになるでしょう。
全て計算ができたあとはバーを裏返し、裏面に書かれた線と同じ場所に紐が重なっていれば正解です。
詳しい遊び方はボーネルンドの公式サイトに載っているので、ぜひ見てみてください!
初めのうちは少し難しいかもしれませんが、ゲーム感覚で算数を学べるので子どもも楽しめますよ。
8位:ベストオセロ【バンダイナムコ】
- シンプルなルールでわかりやすい
- 遊びのなかで勝ち負けを経験できる
- 片付けがしやすい
- 弟妹がいる場合は誤飲に注意
- ボードや石が滑り、動くことがある
昔ながらのオセロゲーム。
ルールがシンプルなので、5歳の子どもでもしっかりと理解して大人と一緒に楽しめます。
徐々に勝つためのコツがわかってきて、いい勝負ができるようになるでしょう。
ボード横に石を片付けられるので、紛失防止にもよいですよ。
石がボードにくっつくマグネットタイプよりも、子どもが扱いやすいサイズなので通常タイプがおすすめです。
9位:くもんのジグソーパズル STEP7【KUMON TOY】
- 約1時間ほど、じっくり集中して取り組める
- 手先の器用さを鍛えられる
- 完成時には達成感を味わえる
- 絵柄が電車しかない
- ピースが細かいので紛失に注意
くもんのジグソーパズルは1歳くらいの子どもでも取り組めるレベルからスタートでき、ステップアップ方式になっています。
STEP7は一番難しいレベルで、204ピースと234ピースの2種類が入っています。
5歳になると長い時間集中できるようになってきているので、難しいながらもチャレンジすることが楽しく感じられるでしょう。
自分の力だけで完成できたときには、大きな達成感を味わえますよ。
10位:すみっコぐらしパソコン プレミアム プラス【セガトイズ】
- パソコン操作に触れられる
- ゲームや勉強ができる
- コンセントがあれば家でなくても遊べる
- 価格は高め
- すぐに飽きてしまう可能性あり
すみっコぐらしパソコンは、日本おもちゃ大賞2022を獲得しているおもちゃです。
価格は高めですが、これ一つで簡単なゲームや国語・算数・プログラミングなど110アプリ183種類のメニューで遊べます。
キーボードやマウスも本物のパソコンのようで、遊びながらパソコン操作に慣れられることもメリット。
Wi-Fiではなくコンセントで起動するので、祖父母の家など家以外の場所でも遊べます。
またサークルトイズでは、ポケモンの子ども用パソコンをレンタルできます。
5歳児向けおもちゃを選ぶ際の注意点
5歳向けのおもちゃを選ぶ際の注意点は、以下のとおりです。
子どもは遊びを通して興味関心を広げていきます。
小学校での学習を見据えることも必要ですが「子どもが楽しめるかどうか」を大切に選んであげたいですね。
楽しく学べるものを選ぶ
5歳向けにおもちゃを選ぶ際には、子どもが興味を持っており、楽しく遊びながら学べるものを選びましょう。
なぜなら、主体的に学べるからです。
学校のように「勉強」となると、どうしても受動的になってしまいがち。
しかし大切なのは「どういうこと?」「もっと知りたい!」と子ども自身が感じ、学びを深めていくことです。
子どもの好きなキャラクターや、子どもが「やってみたい!」と思えるものを一緒に選んであげるとよいでしょう。
難易度が少し高めのものを選ぶ
5歳向けにおもちゃを購入する際には「少し難しいかな?」と思うレベルのものを選びましょう。
なぜなら、思考力やチャレンジする力が育つからです。
また簡単にできるおもちゃだと、すぐに飽きて遊ばなくなってしまうことも予想されます。
遊び方が決まりきっておらず、子どもの思考に合わせて遊び方を変化させられるカプラやLaQのような知育玩具は、長く遊んでくれますよ。
親子で一緒に遊び、学習への興味関心につなげていく
5歳向けの知育玩具となると、ある程度長い時間集中する時間が必要であったり、操作が細かく難しかったりする場合があります。
「手伝って」と子どもから言われると、簡単に諦めてほしくない思いから「自分でやってごらん」と声をかけることもあるでしょう。
しかし実は、この声かけが子どものやる気を落としてしまうこともあります。
手伝ってほしいと言われたときには、ぜひ一緒に遊んでみてください!
もちろん大人もいろいろとやることがあるので、短い時間でも大丈夫です。
大人が遊ぶ様子を見て「こうやってやるんだな」と見て学ぶことができます。
また、一緒に遊ぶことでコミュニケーションをとることにもつながり、遊びの会話のなかから子どもの興味が引き立てられることもあります。
一番大切なのは、子どもが遊んで「楽しい!」「もっとやりたい!」と感じられることです。
サークルトイズでレンタルできる5歳の女の子向けおもちゃ
ここからは、5歳の女の子におすすめのおもちゃ5選を紹介します。
おもちゃを選ぶ時の参考にぜひしてください。
折りたたみ子供用自転車
- どこでも持ち運びやすい
- さまざまなサイズが展開されている
- 遊ぶ時には側についている必要がある
自転車を乗りこなせるようになり、外出先でも乗りたいと考える子もいるでしょう。
アイゼルの子供用自転車はコンパクトになるため気軽に持っていけますよ。
コンパクトな折りたたみ子供用自転車を持っていき、外出先でも親子で自転車を楽しんでくださいね。
ポケモン ピカッとアカデミー
- 遊びながらプログラミングを学べる
- ひらがなや算数などの学習ができる
- 子どもによっては操作が難しい
- 電池が必要
家で親が仕事をする姿を見てパソコンに憧れをもつ子は多くいます。
ポケモンピカッとアカデミーは、そのような子どもにぴったりなおもちゃです。
プログラミングをはじめ、ひらがな・算数・英語などさまざまなことを学べます。
ポケモンと一緒に楽しく学習できますよ。
親と同じパソコンを持つだけでも嬉しくなりますよね!
バービー ドリームハウス
- ごっこ遊びを楽しめる
- 他のセットと組み合わせて遊べる
- 電池が必要
バービーは、昔から多くの人に愛されている人形のシリーズです。
バービーのドリームハウスにはプールや滑り台がついています。
音楽やライトもついているのでさまざまな変化が楽しめますよ。
ごっこ遊びを通して想像力や表現力を養えます。
他のシリーズもあるので、組み合わせるとさらに遊びの幅が広がります!
キッズスクーター ハイウェイキック1
- 身長や年齢に合わせて高さ調節ができる
- 三輪車とキックボードの2種類で遊べる
- 体が大きい子には三輪車が低い可能性がある
ハイウェイキック1は、三輪車とキックボードの2種類が楽しめるおもちゃです。
三輪車のサドル部分を伸ばすことでキックボードに切り替えられます。
そのため1~5歳までの幅広い年齢で楽しめますよ。
三輪車もキックボードも子どもに大人気なので、両方楽しめるのは好印象ですね!
シルバニアファミリー
- ごっこ遊びを楽しめる
- 想像力を育める
- 小さいパーツがあるため誤飲に注意
- 電池が必要
シルバニアファミリーは、うさぎやりすなどの人形で遊べるおもちゃです。
人形の他にも、ベビーカーやティーセットなど細かい小物も揃っています。
そのためよりリアルなごっこ遊びを楽しめますよ。
子供の表現力や想像力を育めるでしょう。
数多くのシリーズが展開されているので、組み合わせて遊ぶのもおすすめです!
まとめ:楽しみながら好奇心や集中力を伸ばせるおもちゃを選ぼう
今回は、保育士や子育ての経験をもとに5歳向けの知育玩具のおすすめランキングを紹介しました。
小学校に向けて、ただ遊ぶというよりも学びの要素があるおもちゃを選んだり、主体的に遊べて思考力や創造力を育てられる知育玩具を選んだりすることが大切です。
しかし一番大切なのは、子ども自身が楽しく遊べること。
- この遊びではどんな興味を引き立てられるか
- 子どもの考える力を伸ばせるかどうか
という視点をもち、子どもと一緒に選んでみてくださいね。
「値段が高いから…」と購入を悩む場合には、おもちゃレンタルサービスを検討してみてください。
おもちゃのサブスクサービス『サークルトイズ』では、知育玩具や大型遊具が月額3,980円〜レンタルできますよ。