しまじろうのキャラクターでお馴染みの「こどもちゃれんじ」。
今回は実際にこどもちゃれんじを受講中で元保育士の筆者が、こどもちゃれんじの口コミや実際に使ってわかったメリット・デメリットについて解説していきます。
筆者は長女が年少のときからスタートし、現在は年長です。こどもちゃれんじ歴3年目に突入しました。
こどもちゃれんじを受講しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
こどもちゃれんじとは
こどもちゃれんじは、ベネッセコーポレーションが提供する0歳児から年長児までを対象とした幼児向けの通信教育です。
幼児の利用者数No.1で、幼児を育てる方に最も選ばれている教材といえます。
メインキャラクターのしまじろうが
- ことば
- 数
- 社会性
など幅広いテーマを通して、自分で考えて行動する力の獲得に向けてナビゲートしてくれますよ。
エデュトイ(知育玩具)と映像・絵本が同じテーマで、それぞれの教材どうしが連動。
- 外出先で教材動画を見る
- 大人が家事をしている間にエデュトイで遊ぶ
- 寝る前に絵本の読み聞かせをする
など、毎日少しずつ触れていくうちに身についていきます。
筆者も娘の様子を見ていて「遊んでいたら、いつの間にか身についていた!」という実感があります。
【結論】こどもちゃれんじのエデュトイがとても良い!
こどもちゃれんじを受講すると、エデュトイと呼ばれる知育玩具がついてきます。
筆者が実際にこどもちゃれんじを受講してみて、良かったと思うエデュトイを2つ紹介します!
筆者の娘は、こどもちゃれんじすてっぷ(年中)からタブレット学習にしました。
そのためエデュトイで主に遊んでいたのは、こどもちゃれんじほっぷ(年少)になります。
今回紹介するのは、こどもちゃれんじほっぷ(年少)のエデュトイです。
どうぶつバランスパズル
1つ目は「どうぶつバランスパズル」です。
プラスチック製の積み木の中に丸い玉が入っており、中を自由に移動できます。
重心を変えることで、複雑な形の積み木ができるエデュトイです。
両面に作り方が書かれた紙も付属しているので、写真を見ながら玉の位置(重心)を観察し、積んでいきます。
写真に載っている「つのタワー」を作ってみました。
「ななめタワー」は、このようになります。
玉があることで、普通の積み木とは重心が異なるので、複雑な形も作れます。
観察力や集中力が鍛えられるので、筆者はとてもいいエデュトイだと感じました!
はこぶん(プログラミング教材)
「はこぶん」とは、しまじろうが乗っているかわいらしい乗り物のこと。
溝が途切れることなくパーツをつなぐと、はこぶんが進んでいきます。
見本の道は、このようにイラストでわかりやすく描かれています。
このイラストに合わせてパーツを繋げるのですが、年少の子どもにとっては少し難しく感じるかもしれません。
しかし、
- はこぶんが声かけをしてくれる
- 大人が手伝ってあげる
- 何度も試行錯誤をしてパーツを繋げ直す
これらのことを繰り返すことで、徐々にひとりでできるようになっていきますよ。
筆者の子どもも初めは苦戦していましたが、何度も遊ぶことでひとりでできるようになっていました。
はこぶんが目的地まで到着できたときには、ニコッと達成感あふれる笑顔を見せてくれました!
こちらはハンバーガー屋さんシート。
作りたいハンバーガーのメニューを見ながら道を順に並べ、キャラクターに届けてあげます。
プログラミングの要素を楽しく学べて、思考力や集中力も身につくので、とてもありがたいエデュトイだと感じました。
何より、はこぶんがお話ししてくれるのがとても可愛いです!
こどもちゃれんじの良い口コミ・評判まとめ
こどもちゃれんじを選んだ方は、どのような感想を持っているのでしょうか。
こどもちゃれんじの良い口コミを紹介します。
レベルが高い
こどもちゃれんじはレベルが高いという口コミがありました。
これは筆者自身も感じています。
しまじろうが「勉強をしている」雰囲気を出さずに教えてくれるので、遊んでいるうちに力が身についていくという感覚です。
娘も文字はもちろん、小学校で学ぶような理科の内容やプログラミングなど、こどもちゃれんじを通していろいろな内容を学んでいます。
安心して小学校へ進めるな、と感じています。
タブレットが休憩を促してくれる
タブレット依存が心配だったけれど、大丈夫だったという口コミがありました。
テレビやスマートフォンで動画を見せていると、気づいたら長時間経っていたり、なかなかやめてくれなかったりすることもありますよね。
こどもちゃれんじのタブレット学習では、30分経つと自動で休憩を促してくれます。
学習を続けるためには、大人がかけ算の答えを入力しないといけません。
ブルーライトの調整も6段階でできるので、子どもの目に優しい設計になっていますよ。
スモールステップで取り組める
スモールステップで取り組めるところが良いという口コミです。
例えば「文字を書くこと」であれば、
- 直線
- カクカクした線
- 波のような丸い線
など色々な線をなぞるところからスタートします。
アニメ映像で「とめ」「はね」の書き方のポイントを、楽しい歌に合わせて学ぶこともできます。
年長になり、ある程度文字を書けるようになってきた頃には、判定の基準を厳しくすることも可能。
書き順や「とめ」「はね」を正しく書けたら、ようやくはなまるがもらえるような設定に変更できます。
子どものなかには「楽しい」という気持ちがあるため、こどもちゃれんじで遊んでいると「気づいたらできるようになっていた」と感じることが本当に多いです。
コスパが良い
次は、コスパが良いという口コミです。
こどもちゃれんじは0歳から年長までのあいだ、月々2,000円〜3,000円台で受講ができます。
また兄弟がいる場合には、上の子が遊んだおもちゃで下の子も遊べるので、さらにコスパの良さを感じられるでしょう。
筆者には年長の娘と年少の息子がいます。
息子は、娘が年少のころに届いたエデュトイ(知育玩具)で遊んだり、タブレットで娘と同じように遊んだりしています。
おかげでひらがなとカタカナは、3歳の後半で読めるようになりました。
学べる内容やレベルを見ても、月々2,000円〜3,000円台で受講できるのは、筆者自身も非常にコスパが良いと感じます。
植物も育てられる
こどもちゃれんじじゃんぷ(年長)になると、おじぎそうを育てるキットが届きます。
自分で植物を育てることによって、継続して観察する力を育み、責任を持って植物を育てる経験ができますよ。
机上の勉強だけでなく、実際に自分で体験しながら学べる機会があるのも、こどもちゃれんじの魅力の1つです。
注意点は、タブレットでの学習を選択している場合には届かないこと。
おじぎそうお世話セットは、「こどもちゃれんじじゃんぷ(紙での学習)」を選択している方に届きます。
年齢にあわせた知育玩具を届けてくれる
こどもちゃれんじは、子どもの年齢や発達に合わせたエデュトイ(知育玩具)を送ってくれます。
0歳の「こどもちゃれんじbaby」では、月齢ごとにさらに細かく分類されています。
- 30年以上の蓄積された知見
- 専門家による監修
- モニターによる調査
これらを踏まえてカリキュラムが作成されているので、子どもが夢中になって遊ぶのも納得です。
勉強の習慣が自然と身につく
こどもちゃれんじは、子どもにとってちょうど良い難易度で作られています。
集中できる時間もまだ短いので、やる気が続くよう短時間で取り組めるよう作られています。
子どもたちにとって「楽しい」が根本にあるので、自然と学習の習慣が身についていくのでしょう。
筆者の娘の場合、少し物足りなく感じることもありました。
現在でも、1ヶ月分の内容を2日ほどで終わらせてしまうこともしばしば。
しかし1日に1回しかできないイベントがあるので、ほぼ毎日タブレットに触れています。
子どもの発達や特性をよく考えて作ってくれているのだなぁ…とありがたく感じます。
こどもちゃれんじの悪い口コミ・評判まとめ
こどもちゃれんじの悪い口コミも紹介します。
きょうだいで受講するとおもちゃが被る
年齢の近いきょうだいがいる場合、おもちゃが被ってしまいます。
おもちゃ収納に場所をとってしまい、内容も同じようなものだと、もったいないと感じてしまう場合もあるでしょう。
筆者の子どもも2歳差なので、おもちゃが被ってしまうだろうと思い、年少の弟はまだ入会していません。
しまじろうのワークは本屋さんなどでも販売されているので、お下がりのおもちゃと市販のワークで今年度は過ごそうと思っています。
年中になるとタブレット学習がスタートできるので、来年になったら弟も入会する予定です!
自ら進んで取り組めるかは子どもの性格による
子どもが自分から取り組めるかどうかは、子どもの性格によって変わってくることもあるでしょう。
もしかすると、子どもの興味・発達と受講している内容が合っていない場合もあるかもしれません。
こどもちゃれんじは、実際の年齢とは違う学年の内容も受講できます。
- 物足りなさそうなので1歳上の学年で受講してみる
- 内容が難しいので、1歳下の学年を受講してみる
- そもそもあまり興味がないのかもしれない
色々試してみながら、子どもの興味を探してみるのも方法の1つでしょう。
物足りなく感じる場合もある
子どもによっては、内容が物足りなく感じる場合もあります。
短時間で1日分の内容が完了できるように作られているので、こどもちゃれんじが大好きな子どもほど、あっという間に終わらせてしまうのでしょう。
筆者の娘も、どちらかというとこのタイプ。
こどもちゃれんじには有料オプション教材「こどもちゃれんじPLUS」があるので、こちらも受講しています。
会員特別価格で受講でき、ひと月あたり数百円なので、物足りない子にはぴったりのコースだと感じます。
こどもちゃれんじの料金
こどもちゃれんじの料金は、子どもの年齢によって異なります。
12か月一括払いにすると、ひと月あたりの受講料が安くなるのでお得です。
もし途中で退会したいと思ったときには、残金が返金されるので安心ですよ。
講座 | 対象年齢 | 12か月一括払い(税込) | 毎月払い(税込) |
---|---|---|---|
こどもちゃれんじbaby | 0・1歳 | 1,990円〜 ※生まれ月により異なる | 2,310円 |
こどもちゃれんじぷち | 1・2歳 | 2,460円 | 2,990円 |
こどもちゃれんじぽけっと | 2・3歳 | 2,460円 | 2,990円 |
こどもちゃれんじほっぷ | 3・4歳(年少) | 2,460円 | 2,990円 |
こどもちゃれんじすてっぷ | 4・5歳(年中) | すてっぷタッチ 3,230円 こどもちゃれんじすてっぷ 2,730円 | すてっぷタッチ 3,990円 こどもちゃれんじすてっぷ 3,290円 |
こどもちゃれんじじゃんぷ | 5・6歳(年長) | じゃんぷタッチ 3,230円 こどもちゃれんじじゃんぷ 2,730円 | じゃんぷタッチ 3,990円 こどもちゃれんじじゃんぷ 3,290円 |
こどもちゃれんじのメリット
口コミや評判をもとにして、こどもちゃれんじのメリットをまとめました。
それぞれの内容について、1つずつみていきましょう。
子どもの成長段階に最適な学びが得られる
こどもちゃれんじでは、子どもの成長段階に合った学習ができるため、無理なく自然と学習内容が身につきます。
学年によって異なりますが、およそ10のテーマを年間通して学んでいきます。
乳児期であれば
- 好奇心
- 人と関わる力
- 生活習慣
- 考える力
- ことば など
幼児期であれば
- ことば・英語
- 数
- プログラミング
- とけい
- 自然科学 など
こどもちゃれんじ1つで、さまざまな内容を学べるので「この時期に何を学ばせたら良いのかしら…」という悩みがなくなります。
子どもの「できた!」も増えていきますよ。
遊び感覚で楽しく学習習慣が身につく
こどもちゃれんじのポイントは「楽しい!」です。
子どもは遊びから学んでいくので、楽しくないと学びを継続することもできません。
何でも自分でやりたい子どもの気持ちを大切にし、
- 手を動かしながら
- 実際に体験しながら
取り組むことで、自然と学習習慣が身についていきます。
幅広い学習をコスパ良くできる
こどもちゃれんじは入学につながる学びから、音楽やプログラミング、生活習慣やマナーなど、約10のテーマを学べます。
テーマの数は子どもの学年によって異なりますが、今の年齢に合わせた内容で、しまじろうと一緒に取り組んでいきます。
特に英語やプログラミング、音楽などは、家で教えることは正直言って難しいところ。
月々3,000円ほどで知育玩具や教材が毎月届き、幅広いコンテンツを利用できるので、実際に利用していてコスパは良いと感じます。
動画で楽しみながら学習できる
こどもちゃれんじでは、専用のアプリ「こどもちゃれんじTV」から動画を見られます。
しまじろうのお話はもちろん、
- 歌
- ダンス
- 英語
- 知育
- 科学
など、国内外の良質なコンテンツで視覚的に楽しみながら学べますよ。
こどもちゃれんじ会員であれば、無料で利用可能。
筆者の子どもたちも外出先などでよく見ています。
スキマ時間に学習できるため、忙しい方も無理なく継続できる
通信教育が続かない理由の1つに、「忙しくて見てあげられない」ということがあります。
こどもちゃれんじなら、まとまった時間が取れなくても生活シーンの中で学習を取り入れられます。
たとえば、
- お風呂の時間にポスターで
- 寝る前の少しの時間に絵本で
- ひとり遊びの時間に知育玩具で
- お出かけの時に動画アプリで
- 家事をしている間にタブレットで
など、1日の中で少しずつ何回も触れることで、無理なく学習ができるようになりますよ。
教室に行くとなると、送迎が大変という声もあります。
送り迎え不要で、自宅で完結できるのも魅力の1つですね!
こどもちゃれんじのデメリット
こどもちゃれんじにはデメリットもあります。
子どもに合った通信教育を選ぶための参考にしてください。
1つずつ解説していきます。
知育玩具の量が多く片づかない
年齢に合った知育玩具が届くことが、こどもちゃれんじのメリットだとお伝えしました。
一方で、おもちゃの量が多いことをデメリットだと考える方もいます。
年齢が低いほど、毎月新しい知育玩具が届きます。
そのため新しいものをすべて保管しておくと、知育玩具であふれてしまうことも。
筆者は子どもたちが一通り遊んだあと、しばらく眠っている紙製のおもちゃはこっそりサヨナラしていました。
早く終わってしまうため内容が薄く感じる
こどもちゃれんじは他の通信教育や幼児教室に比べ、内容が薄いように感じる方もいるようです。
知育玩具が届いて遊んでいたり、すぐに学習が終わってしまったりするからでしょう。
しかしこどもちゃれんじは、月齢に合わせた学習を「楽しく」習得できる工夫が盛りだくさんの教材です。
- 遊んでいるようにしか見えない
- 本当に身についているの?
このように思うこともあるかもしれませんが、子どもは楽しいからこそ学習を継続できます。
ちょうどいい内容と量を、ちょうどいい時間で学習することが幼児期に学習習慣をつけるポイントですよ。
子どもは学ぶことが楽しいと思うと、目をキラキラさせて自分から学習するようになっていきます。
子どもが興味を持たない知育玩具も届く
子どもにも好き嫌いがあるため、ときには興味を持たない知育玩具が届くこともあるでしょう。
知育玩具で遊ばない時は、1ヶ月ほど経ってから再度渡してみると遊ぶことがあるので試してみてください。
どうしても知育玩具が合わない場合は、知育玩具のお届けがないポピーやZ会の幼児コースもおすすめです。
知育玩具が合わなくても、しまじろうが好きなお子様も多いですよ。
こどもちゃれんじがおすすめなのはどんな人?
幼児対象の通信教育や教室は多く、どれを選んだら良いか迷ってしまいますね。
こどもちゃれんじがおすすめな人を解説します。
幼児期に、楽しみながら学習習慣を身につけたい人
楽しみながら学習習慣を習得したいなら、こどもちゃれんじをおすすめします。
こどもちゃれんじは
- しまじろうのナビゲート
- エデュトイ(知育玩具)
- 動画教材
- 実際に体験する教材
など、楽しく学べる工夫が盛りだくさん!
子どもの成長に合わせた学習内容を、無理のない量で学べることもポイントです。
実際に受講してみても、学習習慣をつけるはじめの一歩として、こどもちゃれんじはおすすめだと感じます。
しつけから学習まで、幅広い内容をコスパ良く学びたい人
こどもちゃれんじは、
- エデュトイ(知育玩具)
- 教材(ワークなど)
- 動画配信
などの内容が毎月届き、しつけやマナーなども含めた約10のテーマを月3,000円ほどで学べます。
幼児教室は1教科ごとに費用がかかりますし、他の習い事を加えると親の負担も増えてしまいます。
コスパ良く幅広い学習をしたい、という方はこどもちゃれんじを選ぶことをおすすめします。
思考力を身につけたい人
こどもちゃれんじの内容だけでは物足りない人は、こどもちゃれんじPLUSを受講することで満足できるようになるかもしれません。
- 知育プラス
- 読み聞かせプラス
- サイエンスプラス
- デジタルEnglishプラス
- さんすう思考力プラス
など、学年に応じてさまざまな追加コースがあります。
それぞれの内容に特化した内容の教材が届くので、子どもの興味に合わせて思考力を身につけられますよ。
筆者は年少・年中では知育プラスを、年長ではデジタルEnglishプラスを受講しています。どちらも楽しんで取り組んでいますよ!
1歳以下から始めたい人
子どもが1歳より小さい年齢で始められるのは、
- こどもちゃれんじ(ベネッセ)
- Baby Kumon(公文式)
の2つです。
Baby Kumonは決まった時間に近隣の教室まで通いますが、こどもちゃれんじは自宅で好きな時間に学べます。
子どもの年齢が1歳以下で、時間と場所にとらわれず無理なく学習したい方には、こどもちゃれんじがおすすめです。
まとめ:幼児期に楽しく学習習慣をつけたいなら、こどもちゃれんじ!
こどもちゃれんじは幼児期に楽しみながら学習習慣をつけられて、自分で考える力を育みます。
こどもちゃれんじのメリットは、
- 成長段階にあった学びが得られる
- 遊び感覚で楽しく学習習慣が身につく
- 幅広い学習をコスパ良くできる
- 動画アプリで楽しみながら学習できる
- スキマ時間で、忙しい方も無理なく継続できる
など盛りだくさん。
お試しの教材や資料を無料請求できたり、年中や年長の子はスマートフォンでタブレット学習の体験ができたりします。
わが子に合った通信教育かどうか、実際に手にとって確認してみてくださいね!